2010/10/29

「We the people」がセネガルのアートショーに選抜されました。

昨年から取り組んでいるフォトジャーナリズムのプロジェクト、"We The People: The Citizens of NYCHA in Pictures + Words"  がセネガルでのアートフェスティバルに選抜されました。

現在、12月セネガルへ向けて準備を進めているところです。

ハーレム在住のジャーナリスト、堂本かおるさんがブログで取り上げてくださいました。

以下かおるさんのブログから抜粋です。
Thanks millions Kaoru san!

We The People(NYプロジェクトに暮らす人たち)

私の友人でフォトグラファーの柳川詩乃さんが、ジャーナリストのリコ・ワシントン氏と組んだプロジェクト「We The People: The Citizens of Nycha in Pictures + Words」を紹介します。



これはニューヨークのプロジェクト(低所得者用の公団アパート)に暮らす人々へのリコ・ワシントンによるインタビュー+柳川詩乃による写真です。


現在、ニューヨークのプロジェクトの住人の大多数が黒人とラティーノであり、「ゲットー」「治安が悪い」など風評は決してよくありません。しかし、そこで 日々をサバイバルしながら暮らす人々にはとてもつもない魅力があることも確かです。この「We The People」は、プロジェクトの住人たちを「ゲットーに住む黒人」と一括りにするのではなく、個々の物語を語ってもらうことにより、その奥深い表情を切 り出し、写し出すプロジェクトです。


インタビュー相手には一般人に混じり、ヒップホップ評論家のネルソン・ジョージ、ミュージシャンであり、ラッパーNASの父親でもあるオル・ダラなど、多 彩なフィールドで活躍する人々も含まれています。また、このプロジェクトには登場しませんが、ニューヨークのプロジェクトからはジェイ・Zやナズなどの ラッパー、ジャネット・マクドナルドといった小説家など多くの文化人が誕生しており、彼らはプロジェクトで生まれ育ったことが自身のキャラクターと、作品 の核になっていることが少なくありません。


「We The People」は、ニューヨークやヒップホップに限らず、広い意味での黒人コミュニティを理解するきっかけになる作品だと思います。現時点で日本での発表 方法は決まっていないようですが、まずはこのプロジェクトを紹介させていただきます。柳川詩乃さんの、対象を温かい眼差しで写し取る写真、ぜひ、日本のみ なさんにも見ていただきたいです。


ちなみにタイトル「We The People: The Citizens of Nycha in Pictures + Words」(私たちは人間:言葉と写真に見る NYCHA の市民)には“プロジェクト”という言葉が出てきません。ネガティブなイメージのみを付されてしまった project の代わりに NYCHA (ニューヨーク市住宅局)という言葉が使われています。



We The People 公式サイト


We the People フェースブック

柳川詩乃 公式サイト



 We The People