2009/05/12

シカゴーその1

仕事でシカゴへ行ってきた。
はじめてシカゴへ行ったのは、去年の12月だ。
あのときは上から下まで完全防寒でのぞんだが、それでも涙が出るほど寒かった。
あんなに寒いと思ったことは、人生で一度もない。風が吹いて目に当たるから涙が出るのではなく、
寒くて寒くて悲しくなって涙が出たのだ。ああ情けない。

初シカゴの滞在時は、シングルデジットの日が続いた。
シングルデジットとは、気温が華氏で一桁(摂氏マイナス12度以下)になるときに使う言葉だ。
「今日はシングルデジットだから寒いよ」なんて言ったりする。

確か華氏5度を記録した日もあった。華氏5度は、摂氏でマイナス15度である。
おかげで、その後のニューヨークの冬がどんなに楽だったか!
人間の体はものすごく順応性があるのだと思う。摂氏0度でも手袋せずに薄着で歩き回る体になってしまった。今度から、初冬にまずシカゴで鍛え、それからニューヨークに戻ろうかななどと考えている。

で、今回は春のシカゴ。
今年のニューヨークの春は、雨がとても多い。一度は真夏日があったものの、また肌寒い日々が続く毎日に逆戻り。ああ、太陽が恋しいなあ、なんて思っていたら、シカゴの春はすばらしかった!

実際は半日ほどしか歩き回る時間がなかったのだが、とりあえずお腹が減ったので友人のポールがウィッカーパークの「Ear Wax Cafe」へ連れて行ってくれた。




Earwax Cafe

1561 N Milwaukee Ave Chicago, IL
(773) 772-4019




Seitan Chili


Bbq Seitan Burrito

シカゴトリビュートを読むポールさん






余談ですが、ウィッカーパークといえば、こういう映画がありましたね。邦題「ホワイト・ライズ」(2004年公開)。


ウィッカーパークは、ニューヨークでいうとブルックリンというか、アーティスト系の若者がたくさん移り住んで来ている様子。アメリカンアパレル、ブルックリンインダストリーまであるし、おしゃれな古着屋やカフェなどが並ぶ。どちらかというと、ブルックリンでもウィリアムズバーグという感じか。






空港を降りてすぐに感じるのは、人のユルさ。エレベーターに乗って、話しかけてきたおじ さんの声のトーンで、シカゴに来たんだなあと実感する。なんというか、全体的にゆとりがあるというか、やさしいのだ。ニューヨークの荒っぽさに慣れると、 他州の人の温和な話し方にほっとしたりする。

そういえば、以前シカゴに住んでいた友人が、ニューヨークへ引っ越すと決断した際、まわりの人に「なぜニューヨークなんかに?!」と止められたという。あんなところ、住むもんじゃない、大変だぞ、と。確かに、このゆるさに比べたら、ニューヨークは非常にストレスがたまる街だと思う。



バンクーバー出身のシューデザイナーJohn Fluevog氏のお店がシカゴにも。番犬も常時滞在。


1539-41 N. Milwaukee Ave.
CHICAGO, Il. 60622
(773) 772-1983
Mon-Fri: 11-7 / Sat: 11-8
Sun: 12-6




クリックで救える命がある。