ブルックリンでの用事をさっさと済まし、自転車に乗ってブルックリンブリッジを渡り、イーストビレッジへ。
題目は「マクロビオティック・ベーシック」
まさに今の私の求める内容でございます。
マクロビについては過去のブログでも書いたことがありますが、ここ一年近くつきあっている人がチキンやターキーを食べるため、私もつられて食べ始めてしまいました。
この間、友人のメディテイターであるヨハンがうちに遊びにきて、「チキンを食べると落ち着きがなくなるよ。You are what you eatなんだからね」とお蕎麦をすすりながら私に語ってくれたのですが、その通りなのですね。

マクロビの本にもヨーロッパで戦争が多いのは、肉食だから、なんてことも書かれているし、アメリカの刑務所でマクロビを実行したところ、囚人の性格が穏やかになったとか。
「エイズまでマクロビ食で完治したという例もあるのですよ」とあやさん。
また、この講義で、菜食というのは自分だけでなく、環境にもいいということを再認識いたしました。
例えば、地球上のメタンガスの20%は家畜として飼われている牛のゲップであるとか、
地球で生産される食物の3分の一が家畜のエサになること(その分を貧困で苦しんでいる人々に分けることができる)、
ハンバーガーを一つ食べると5平方メートルの森林が破壊されること、などなど・・・。
あやさんは食のプロ。ホリスティック・ヘルス・カウンセラー、またライターやコンサルタントとしてもNYでご活躍をされており、そのあやさんが今回は講師をしてくださいました。
講義のあと、料理のプロ中のプロであるひでさんが作ってくださったマクロビ食をみなさんでいただきました。
本むら庵の料理長、フランスへ渡り修行、ニューヨークでは「ダニエル」「ブーレー」「伊藤園・会」「ターブラ」などでもご活躍されていたわけで、そんな方の手料理(しかもマクロビ食!)をいただけるなんて、なんて贅沢なんでしょう?!
また、もともとひでさんの「伊藤園・会」の同僚であるヒデヨさんが、マクロビスイーツを提供してくださいました。
太田あやさんのブログはこちら
blog.bioartsnyc.com
さて、そんな自然食100%の、爽やかな皆さまとお別れして、次に向かったのはギトギト油の乗った濃い人たちとの会合。
インド人アニールくん、その彼女のあつこちゃん、そしてコマコとゆうちゃんの夫婦。
向かった先はイーストビレッジにあるインド料理屋「Blick Lane」。インド人のアニールがイーストビレッジでは一番おいしいと絶賛するくらいなので、その味のほどはなかなかかも。
といっても私はひでさんの手料理(玄米おかわりしたし)でお腹がいっぱいなので、せっかくのディナーなのに、注文したのは水のみ。
そこで私を待ち受けていたのは、「肉を食わないやつは、人生を無駄にしている」というみなさまからのお言葉。
また、去年の8月にヴィパッサナ瞑想10日間を経験してから、まったくアルコールを飲まなくなってしまった。
「むかしの詩乃は、本当によかったよな、お酒飲んでさー、楽しかったよなー」、
「あんたって男で自分を変えてしまうのね(今の彼はお酒をイッサイ飲まない)」、「肉食べないと、シワが増えるわよ」などなど素晴らしい気づきの言葉をいただきました。
その言葉に対抗しようと、「牛1キロにつき、小麦粉17キロも作れるのよ!それだけ牛にかかるエネルギーは膨大なのよ」「あんたたちが食べているハンバーガー1個につき、サッカー場何個分の森林が破壊されていると思って?」などとは決して言い返せませんでした・・・。うううう、あやさん、おれはこの肉食たちに負けたよ。
なぜなら、私にその危機感がないから!
私の場合、環境のために自分の食事を選ぶというよりも、7年ほど前から自然とお肉(とくに牛と豚)食べなくなってしまったのです。
おととし日本へ帰国したとき、フレンチレストランで鹿を食べてしまい、そのあと気持ちが悪くなって熱が出たという経験もあり、すっごいつらかったのよね〜。
美味しそう!食べたい!という気持ちがあっても、ときどきこういうことがあるのですね。不思議です。
酵素がなくなっちゃうのかな。

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