2009/04/30

どこまで大きかったら愛してくれる?

Tyra Banks Show」をご存知の方も多いと思う。
タイラ・バンクスといえば、元スーパーモデルであり、2003年から続いているリアリティー番組「America's Next Top Model」で有名だが、現在はオプラ・ウィンフリーに続けとばかり、自分の番組を立ち上げ、それが結構な人気となっている。

彼女が司会を勤め、毎回いろいろなテーマで番組を進めていくのだが、
この前は確か、「超肥満家族」だった。
彼女は世界で一番の肥満体になることを目指して日々食べ続ける女性(白人)と、その夫(スーツ姿で登場・黒人男性)が登場した。
なんと2人の間には昨年女の子が産まれたという。

「あなたは1000パウンド(約454キログラム)を目標にしていると聞いたけど、それは本当?いま実際に体重を計ってもらってもいいかしら」とタイラ。

「いいけど、落ちてたらいやだわ・・・」


と言いながらしぶしぶ彼女は立ち上がり、たった1メートルほど先にある体重計に到着するまでも、息を切らしていた。
彼女の手をとって支える夫。

その数字を確認すると、彼女の顔色が曇った。目標数字から少し遠ざかったようだ。
「タイラ、測定は番組終了後にやるべきだったわ。私、この数字を見て、とても落ち込んだの」
消沈した彼女をなぐさめる夫。
「ああ、きみの肌はなんてソフトなんだ・・・」

それでも600パウンド(272キロブラム)以上である(確かな数字は覚えていないが、そんなことはここでは問題ではない)

そして、300キロに近い体型で子供を出産できるということに、私は驚愕した。
(乳児の写真も番組で公開)

その女性は、観客に向かって「ねえ、私、どう見える?ちゃんと、太って見える?」
それに答えて大きな歓声と拍手が沸き起こった。
「よかった・・・」ほっとする彼女。

思わず、よかったね、大丈夫だよ!と励ましたくなっている自分に気づき、ちょっと待て、そうじゃないだろうと首を横に振る。

彼女は実際に、インターネットで自分のセクシャルな映像も流しているそうだ。
放送中にもその一部を流していたが、皮の首輪をはめた彼女に、夫であろう男性が、チョコレートシェイクをごくごくと飲ませている、という内容だった。

その夫は離婚経験があり、前妻は普通の体型だったが、それでは満足いかなかったという。
「どれくらいのサイズだったの?」と聞くタイラに、 「うーん、あくまでもアベレージだよ。17号くらいかな?」と夫。

そのあとに400パウンド(約181キログラム)の女性が登場。
彼女のフィアンセはセックスの途中に彼女にカップケーキや、チョコレートケーキを食べさせるらしい。彼女に食べさせている、という行為が興奮剤となるようだ。

「私はこれ以上、太りたくないんです。でも、痩せたら彼が私から離れてしまうのではないかと思って、それが怖い」と泣き出す始末。

実際、Fat fetishism/肥満嗜好といって、肥満女性を好む男性がいるのだ。
その肌のやわらかさがたまらなく、ボールのような体型は、ものすごくセクシーだという。

よく、○○フェチという言葉を使うが、本当に人それぞれだと思う。
フェティシズムの世界は、非常に深い。
昔、友人に頼まれてストッキングを履いて顔に乗る、というバイトをしたことがある。
「お、お願いしますぅ」という男性の顔に、グリグリと足の裏で弄び、五万円いただいた。

http://tyrashow.warnerbros.com/2009/03/obese_women.php