2009/08/07

犬の誕生日へ


私は犬を飼ったことがない。猫すらない。
日本で、ルームメイトの猫と暮らしたことはあるだけだ。

両親が犬や猫を飼うことに大反対だったので、飼ったとしても、ザリガニとか、メダカ、金魚、亀など、そういう手間のあまりかからない生き物のみ。

それでもお気に入りの金魚に「ミーちゃん」などと名前をつけ、金魚だって犬や猫のような家族意識を持って接することができるのだと思い込んだ。
余談だが、小学校一年生の授業で詩を書かなくてはならず、仕方なく死んだミーちゃんことを書いた。泣いてもいないのに「泣いちゃったのよ」と大げさに表現し、それが教師の好みだったのかなぜか全校生徒の前で詩を読まされるまでに発展してしまい、調子に乗って二年生時には死んだ無名の亀の詩を書いたが、それはさすがに手のうちを読まれたか、先生からはふつーの評価を受けた。

これまで、犬を飼う夢を見たことは何度もある。家をかけずり回るかわいい子犬を抱き上げながら、うっとりしながら撫でている自分・・・。しかし目を覚ますと、それはただの夢でしかなかった悲しい思い出。
「お母さん、犬ほしいよ、飼いたいよ」
「だめよ、うちは商売やってるんだからだめ/しかも食べ物を扱っているんだから動物はだめ/どうせ面倒を見ないに決まってる」
の三店セットで却下されるのだった。
酒屋は動物を飼ってはいけないのか?

そんなわけで、犬や猫を家族のように思い入れを持って考えたことがないので、犬の誕生日会があります、と言われても、「えー?!犬じゃん!」
となかなか思いが入らない私ですが、一応参加しました。



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